真夏の到来を告げるかのごとく、SNS上には全国各地でのインターハイ予選結果が届いてきます。
高校生に限らず、それぞれが集大成となる夏の大会。
依然として先行き見えない部分はありますが、どうにか各カテゴリーでの全国大会が開催されることを願っています。
社会人の全国大会である全日本社会人選手権。
こちらも昨年は県予選・本大会ともに中止になってしまいましたが、今年はなんとか予選を開催していただくことができました。
難しい状況のなかで、日々大会運営にご尽力いただいている連盟の皆さまには感謝しかありません。
2年振りの開催に心躍る少年・・・じゃなかった中年の私も、35男子の部にエントリー。
ラケットバックに荷物を詰めている時点で、まるで遠足前日のように落ち着きません。
験を担ぐため、前回大会(2019)の全シャカTシャツも準備OK!!
ちなみに前回は県予選で負けたものの、同じクラブのメンバーの代わりに選手変更での本戦出場となりました。
過去記事:令和元年度 全日本社会人ソフトテニス選手権大会(選手編)
今年はなんとか予選で勝って本大会の出場権を獲得し、またあのシビれる緊張感のなかで試合がしたい!
気持ちはすでに今年の開催地である広島へ。
今回の埼玉県予選。
35・45男女、および一般女子の会場となったのは川越運動公園。
35男子の部では、埼玉県から本戦に進めるのは16ペア。
それに対して、今回の予選エントリーは27ペア。
1回勝てば全国大会行きが決まりますが、実力者揃いの県大会ではその1回が簡単ではありません。
我が所沢TCからも、いつもよりも多いペア数がエントリー。
若手と思っていたクラブのメンバーも、今年から35に上がってきました。
考えてみると、私がもうあと2年で45に上がる歳なので、そりゃ後輩たちも上がってくるわけです。
そんな成年デビューのメンバーたちも、残念ながら初戦で敗れて予選通過ならず。
やはりそう簡単には勝たせてもらえません。
そして、いよいよ自分の出番。
ペアは一昨年から組ませてもらっている鴻巣クラブの来須さん。
なかなかペア練習する機会もないばかりか、去年はほとんど試合がなかったこともあり、相変わらず手探り状態でのダブル前衛。
とはいえ、今回は少ない練習機会のなかでも、ペアとしてやりたいことを細かく話し合っていた成果が見られました。
場当たり的でなく、多少は狙った形でポイントも獲れるようになり、ペアとして機能しだした手応えを感じます。
いつもは立ち上がりが悪く追いかける展開が多いのですが、この日は幸先良く2ゲームを先取。
個人的には「ダブルフォワード」ではなく、目指す理想も込めてあくまで「フリーポジション」と称していますが、雁行陣・並行陣、そもそも前衛・後衛という既存の概念に囚われず、状況に応じてペア同士でお互いが前も後ろも出来るというスタイルを目指しています。
今はまだそんなたいしたものではありませんが、試行錯誤の過程でまた新鮮な気持ちでソフトテニスと向き合えるのが楽しいです。
順調にポイントを重ね、ゲームカウント③-1リードであともう一押し。
ところが、勝負どころで思い切りの良さに欠け、大事なポイントを決めきれずファイナルへ。
そこからシーソーゲームでしたが、最後は5-⑦で敗退。
掴みかけた全国大会への切符が、その手からスルリとこぼれ落ちていきました。
勝ち目があっただけに悔しいですが、残念ながらこれが今の実力です。
個人としてもペアとしてもまだまだ発展途上なので、これから地道に技術や戦術を磨きながら経験を積み上げていきます。
同じ所沢TCからは、シードの二宮・梶井ペアと、1回戦を勝ち上がった山下・落合ペアが本戦出場権を獲得。
さらに、この日凄かったのは飯能クラブの大窟選手とのペアで出場した松永君。
並み居る強敵を次々と破って勝ち上がっていきました。
いくら接戦の好ゲームを演じても、そこで勝ち切れる選手と、そうでない選手とでは大きな違いがあります。
勝敗はわずか数ポイント差でも、実際にはその差がとても大きいものだと思います。
その1ポイントを取るための技術や戦術。
経験や自信。
冷静さと大胆さ。
その大事な場面でどういう動きができるのか。
勝っている人たちのプレーを見ていると、まだまだ自分との差を感じます。
近道はきっと無いので、地道にコツコツを続けていきます。
準決勝まで残ったのを見届けてお先に失礼してしまったのですが、あとでクラブのグループLINEを見てビックリ!!
なんと、大窟・松永ペアが優勝!!
普段一緒に練習している同じクラブの仲間から県チャンピオンが誕生し、驚きとともに大きな励みをもらいました。
スゴイ!!
おめでとう!!!!
埼玉県ソフトテニス連盟>2021年度大会結果>第1回エナジー杯 全日本社会人選手権大会県予選会
負けた言い訳にはしたくないのですが、実は今回の試合中にひざを痛めてしまいました。
先週練習していたときに、一瞬「ズキっ」と痛みを感じたので不安はあったのですが、その後も練習できていたし、もし試合中に痛くなったらサポーターでもすれば平気だろと高を括っていました。
不安が的中して、試合途中からひざが痛みだし、その後どんどん痛みが増していきました。
対戦相手に悟られたくなかったのと、ペアにも迷惑かけられないと思って痩せ我慢していましたが、試合終盤は完全にびっこ引いて隠しきれなくなっていました(苦笑)
来須さん 「足、大丈夫っすか!?」
わたし 「ちょっと足痛いっす(ホントは激痛・・・)」
タイムを取ることも考えましたが、せっかくリードしている流れを切りたくなかったので、無理して最後まで我慢してしまいました。
そしたら試合後には、手すりに掴まらないと階段を降りるのも辛いほどに(泣)
これまで大きな怪我や病気もしたことがなく、なにより病院嫌いの私。
家に着いてもいっこうに痛みが引かないどころか、どんどん痛くなってきてさすがの私も焦りました。
日曜でも診てくれるところを探し、近所の整体院へ。
詳しく診てもらったところ、どうやらハムストリングと呼ばれる太ももの筋肉のうち、大腿二頭筋というのが張りまくっていて、それによって膝関節部分にひどい炎症を起こしているとのことでした。
それでも、半月板や靭帯などに損傷があるわけではないので、選手生命を脅かすような致命的なものではないそうです。
なにしろ、コロナ前と比べて5kg以上も太った体重に、練習不足により落ちた筋肉。
ジョギングもしばらくサボり続けたうえ、普段毎日12時間以上はパソコンに向かって座りっぱなし。
思い当たる節はいくらでもあります。
“痛気持ちいい”を通り越した激痛マッサージで筋肉をほぐしてもらったあと、チクチクと針を刺してもらい、ビリビリと電気を流してもらい・・・。
数日は痛みが残るそうですが、安静にしていればちゃんと回復しそうなのでホッとしました。
なにより、健康な体があってのスポーツですからね。
いつまでも気持ちだけ若いんじゃなくて、体のケアもしっかりしていきたいと思います。
(いい加減痩せねば・・・。)
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