とうとう関東地方も梅雨入りしてしまいました。
日々ソフトテニスに携わっている方々は、天気次第で予定が左右され、やきもきすることも多い時期かもしれません。
そんな梅雨入り直後の週末。
前日までの雨予報に反して、奇跡的に天候が回復。
空を覆った分厚い雲の隙間からひょっこり顔を出した太陽は、まるで「まだ梅雨入りなんてしたくない!」と駄々をこねているようにも見えます。
この日は、昨年より外部コーチとしてお手伝いさせていただいている中学校の練習へ。
河川敷を自転車で飛ばしていると、さまざまなスポーツを楽しむ人たちの姿が目に飛び込んできます。
あいにく雨模様の週末かと思いきや、ほどよい涼しさも感じられるスポーツ日和に。
今年に入ってからはなかなか土日の都合がつかず、そうこうしているあいだに顧問の先生の退職なども重なり、しばらく行くタイミングを逃してしまっていました。
新学期のバタバタも収まり、後任の先生も決まったとのことでご連絡をいただき、久しぶりの参加。
3年生は最後の夏の大会目前。
なんとか団体戦での都大会出場は手にしたので、もう少しのあいだ一緒に練習ができるのが何より。
指導者もいないなか、少ない人数で初心者だらけのチームをまとめあげてきた3年生には、集大成として悔いのないプレーをしてほしいものです。
一方で新1年生は18人入部したそうで、1、2年生を合わせると男子だけで40人近い大所帯に。
ついこないだまでド素人軍団だった2年生たちも、いつの間にかいっぱしのテニス部員っぽくなっていて驚きとともに嬉しさも。
まだまだ区大会でさえろくに勝てるレベルにはありませんが、それでも成長スピードの早い中学生たちとの練習はやはり楽しいものです。
限られた時間のなかですが、せめて彼らに何かを残せたら。
それが技術なのか、結果なのか、あるいは「練習楽しかった」という記憶なのか分かりませんが、やる以上は私も意味のある時間にしたいと思います。
夜は、荒川家では異例のファミリーテニス。
実は、2面取れたら練習会を開催しようと思って抽選に申し込んでおいたコートが結局1面だけ当選。
せっかく取れた土曜日のコートですが、今月は仕事が立て込んでいることもあり練習はお休みにするはずでした。
ところが2日前になってキャンセルし忘れが発覚!
ナイターは照明代も含まれるため、2時間のコート代も馬鹿になりません。
無駄にするのはもったいないので知人に譲るか、急遽練習会開催を告知して参加者を募るか迷ったものの、よくよく見たら雨の予報だったので誰にも声をかけずにいました(*)。
(*川崎市の公営コートは3日前までは自由にキャンセルが可能ですが、キャンセル期日を過ぎると利用の有無に関わらずお金がかかります。雨で使用できなかった場合はキャンセル代はかかりません)
結局雨降らなかったのでキャンセルもきかず(泣)。
仕事も片付けたいけど、みすみすコート代を捨てるのももったいない。
「せめてコウタロウがもうちょっとテニスに興味を示してくれたら、一緒に練習するのもアリなんだけどなぁ・・・」
そんな私のぼやきを隣で聞いていた妻。
「私もテニスやろうかなぁ」
「!?」
さかのぼること10数年前。
結婚前に一度だけテニスを教えたことがありますが、そのときはすぐに飽きてしまって、それっきり彼女がコートに立つことはありませんでした。
「え!?ホントにやる??」
今週はどこへも連れて行ってやれそうにないから、その代わり家族4人でテニスやるのもちょうどいいな。
社業も大事ですが、父親業もサボるとあとでツケが回ってきます。
よし、じゃあみんなで行こう!
思いがけない展開で、初心者ソフトテニス教室開催。
スポンジボールを使って、まずはキャッチボールから。
おいおい、どこ投げてんだ!
コラッ、そっち行っちゃダメだ!
意味もなく隣のコートに入ろうとする子供らにヒヤヒヤしながら、あの手この手でなんとか興味を引こうとするも一筋縄ではいかず。
結局うまくいったのは「コート内鬼ごっこ」くらいで、ろくにラケットも握らずに終了。
この調子じゃあ、ラケットでボールを打てる日が来るのは一体いつになるのやら。
それでも、「走り回らない」「隣のコートに入らない」「打っている人の近くに行かない」など、最低限の約束事さえ守れるようになったら、あとはテニスコートを遊び場にしてもらうのもいいのかも。
そうしたら私も「子守り」と称して、コートに足を運びやすくなります。
そばで見てたら、そのうち自然とやりたくなるはずです。
興味のないことを親のエゴで押し付けたって意味がありません。
本人がやりたいと思ったときに、思い切りやらせてあげようと思います。
それがいつになるかは分かりませんが。
なんだか知らないけど、ブラシがけは気に入ったようで一生懸命やってくれました(笑)。
ちゃんと片付けできたので、今日のところは合格!
過去記事:一年生大会というスタートライン
過去記事:外部コーチは部活動を救えるか!?
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