新型コロナの感染再拡大の動きが見られ、予断を許さない状況にあります。
そこに追い打ちをかけるかのような各地の豪雨被害。
私も昨年の台風19号で大きな被害を受けたので、決して他人事とは思えません。
これからの台風シーズンを前に不安が拭えません。
心配事は尽きませんが、そんななか一筋の光明とも思えるのが、スポーツ活動再開の動き。
プロ野球、Jリーグを皮切りに、いよいよ観客動員しての試合が再開。
ソフトテニスにおいても、先月あたりから部活動やクラブの練習を再開した人も多いのではないでしょうか。
全国規模の大会はまだ当面難しいと思われますが、地域ごとの代替大会やローカル大会などはちらほら開催されてきているようです。
またいつ休校や活動停止に見舞われたり、テニスコートが利用禁止にならないとも限りませんが、だからこそスポーツのある日常に有り難みを感じます。
外部コーチとしてお手伝いしている中学校のソフトテニス部も、3月から長らく休止していた練習をいよいよ再開。
本来であれば、この間に新年度を迎えて春の大会、そして夏の大会と続いていくはずでした。
地区大会を抜けるか抜けないかの弱小チームですが、それだけに私のなかには心残りがあります。
勝利の味どころか、ソフトテニスの醍醐味さえまだ伝えきれなかった彼らが、このままソフトテニスを離れてしまうことを思うと・・・
高校でも競技を続けてくれたら嬉しいですが、それもあくまで指導者のエゴ。
中学、高校という多感な時期に、ソフトテニス以外にも色んなことに興味を持つのは自然なことです。
無数の選択肢のなかから、どういう未来を選ぶのかは本人の自由。
でも、どうしたって今年の状況ではモヤモヤが残るのは否めません。
過去記事:新人戦を終えて、ここからが勝負
心にぽっかりと空いた穴は塞ぎようもありませんが、大切なのは過ぎた過去よりもこれから。
8月には3年生大会が予定されているそうなので、出場メンバーにはせめて目一杯楽しんでほしいと思います。
7月になってやっと、仮入部を終えた1年生が練習を開始するというので、私も待ち望んでいた久々の練習参加。
休日の河川敷には、早朝からジョギングをするランナーや、野球少年、サッカー少年の姿。
学校に着くと、2年生が中心になってコート準備。
伸び盛りの時期に長らく練習ができなかった彼らも可哀想ですが、どこの学校も条件は同じ。
まだ初心者を抜け出ない子がほとんどですが、一からコツコツやるしかありません。
私が指導のなかで重視しているのは、「勝つこと」ではなく、何より「ソフトテニスを好きになってもらうこと」です。
好きになったら、「もっとうまくなりたい」「どうしたらもっとうまくなれるか」という気持ちが自然と湧き出てくるはず。
私自身も毎回参加できるわけではないので、一回一回の練習機会を大切にして、限られたなかで一つでも多くのことを伝えたいと思います。
新チームの最初の試合がいつになるのかさえ分かりませんが、焦らず一歩一歩。
今できることに集中していきましょう。
過去記事:都大会への切符
過去記事:中3の夏
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