8月が終わったと思ったら、もう新人戦の時期がやってきました。
外部コーチとしてお手伝いしている中学も、2学期開始早々にして区大会の新人戦がスタート。
夏休みに少しだけ集中的に練習したものの、付け焼き刃で勝てるほど甘いわけもなく。
前週に行われた個人戦では、出場した7ペアのうち6ペアが初戦敗退と見事に惨敗。
大将ペアがなんとか3回戦までいったというのがせめてもの慰め。
個人戦はもともと他の予定と重なって見に行けなかったのですが、「団体戦は応援に行くから頑張って」と練習のときから生徒たちに発破をかけていました。
自身も翌週に試合を控えているため、会場への移動はトレーニングをかねて自転車。
最近のお気に入り、フィットネストラッカー。
Apple Watchに手が出なくて購入したGalaxy Fitですが、コストパフォーマンスがよくて結構愛用しています。
神奈川県在住の私ですが、家のそばを流れる多摩川を渡ればすぐに東京都。
お気に入りのサイクリングコースを颯爽と駆けながら、一路試合会場へ。
週末の川沿いを走ると、子供から大人までさまざまなスポーツに興じる姿が目に飛び込んできて、清々しい気分になります。
30分ほどで会場の出雲中に到着。
走っているときはよかったのですが、自転車を降りた途端に汗が噴出して止まりません。
とりあえずウォームアップ完了ということで、試合開始を待ちます。
(注:もちろん私は試合しません。あくまで応援です)
夏の都大会での大田区勢の活躍により、秋の新人戦では規定よりも2枠増えて6チームに都大会への出場権が与えられます。
今回の区大会への参加校は10校なので、実に半数以上が都大会へ出られると考えればチャンスは大きいです。
とはいえ、前述のとおりウチの学校は区内最弱クラス。
なんとか区大会で1勝くらいしてくれたらと、高望みはしません。
普段練習では人数ばかり多いので、なかなか一人一人をじっくり見てあげることもできませんが、試合で選手たちの動きを観察していると今の課題がいろいろと見えてきます。
ちゃんとファーストサーブの練習しなきゃダメだな。
正面ボレーをまた一からやり直そう。
せめて来年の夏までにはもう少し上達してくれたらと、これからの練習メニューがあれこれ頭に浮かびます。
大田区が全国に誇る絶対王者、清明学園中とも対戦。
昨年は全中団体優勝。
今夏の全中は団体3位。
新人戦なので新チームとしては最初の大会ですが、さすがの風格に妙なプレッシャーが漂います。
実力的にはまさに大人と子供の戦いですが、「相手も同じ中学生なんだから、ひるまず思いきり向かっていけ」と、選手たちをコートに送り出します。
奇跡的に1ゲーム目を先取して、コーチの私を驚かす場面もありましたが、さすがに力の差は歴然。
でも、これも良い経験。
次に当たるときにはもう少しまともに戦えるようにと、良い目標になったはずです。
清明学園には完敗だったものの、予選リーグで辛くも1勝をあげ、リーグ3位で5〜7位決定戦へ。
順位決定戦では、3チームによるリーグ戦で上位2チームが都大会へ。
逆を言えば、最下位のチームだけが進出できないサバイバルゲーム。
1試合目は0-3で破れ、いよいよ後がありません。
1対戦目を負けた学校同士による最終戦は6位、7位決め。
お互いに、勝てば都大会進出、負ければ区大会敗退。
ここまできたらなんとか勝たせてあげたいと思うものの、試合中にあれこれ言われたって選手が混乱するだけ。
そもそも何か言われてすぐにできるほど、技術的な適応力もまだありません。
私ができるのは、せめて選手たちが伸び伸びプレーできる雰囲気をつくるだけ。
最終戦にして、慣れない円陣を組んでみたり。
でも、なんだかチームっぽくなってきてみんなの成長を感じます。
「さぁ、ここまできたら勝って都大会へ行くぞ!!」
技術よりもメンタルが大きく勝敗を左右するのがソフトテニス。
技術的にはあまりにも未熟な選手たちですが、全員が諦めずに最後までボールを追いかけてくれました。
どちらに転んでもおかしくない試合は、総力戦となり3番勝負へ。
コーチの私が言うのもなんですが、予想外の勝利で6位に滑り込み。
見事都大会出場を決めてくれました!
おめでとう!!
考えてみると保護者でも先生でもない、近所のソフトテニス好きなおっさんに、新しい楽しみを与えてくれてありがとう。
次の目標ができたことで、また指導にも熱が入ってしまいます。
てっきり午前中くらいで終わるかと思っていたので、予想外の勝ち上がりに私の家族サービスは順延となりましたが(笑)、おかげで良い1日になりました。
さぁ、また練習頑張ろう!
過去記事:一年生大会というスタートライン
過去記事:外部コーチは部活動を救えるか!?
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