ニュースなどを通じて連日熱戦の様子が伝えられているアジア競技大会。
4年に一度のスポーツの祭典が、インドネシアで開催されています。
通称「アジア大会」とも呼ばれるこの大会は、アジアオリンピック評議会(OCA)が主催するため、アジア版オリンピックとも言われます。
各競技の代表選手たちは、日本オリンピック委員会(JOC)の日本代表選手団として派遣されますので、まさに2020東京五輪をも占う一大スポーツイベントです。
公益財団法人 日本オリンピック委員会 > 第18回アジア競技大会(2018/ジャカルタ・パレンバン)
全部で41ある実施競技は、インドネシアの首都であるジャカルタと、スマトラ島の南にある都市パレンバンにてそれぞれ開催されます。
8/18の開幕以降、続々と日本勢メダル獲得のニュースも報じられています。
2018 ジャカルタ アジア大会|NHK NEWS WEB
私もそのニュースサイトの運用に携わらせていただいているため、嬉しいニュースが舞い込んでくるたびに喜ばしい気持ちになります。
しかし、残念なことにオリンピック種目ではないソフトテニス競技の注目度は低いと言わざるを得ません。
誰に話をしても、「え?ソフトテニスもあんの?」という反応がかえってきます。
やります!
やりますとも!!
ソフトテニス競技は以下の日程でパレンバンにて開催されます。
<競技日程>
8月28日(火) 男女シングルス(予選)
8月29日(水) 男女シングルス(準々決勝〜決勝)
混合ダブルス(予選)
8月30日(木) 混合ダブルス(予選〜決勝)
8月31日(金) 男女国別対抗団体戦(予選)
9月1日(土) 男女国別対抗団体戦(準々決勝以降)
ソフオンやソフマガなどの専門メディアを除けば、一般メディアではなかなか報道される機会の少ないソフトテニス。
でも、日本が金メダルを獲得すれば、メディア露出も増える可能性はあります。
普段ソフトテニスをされている方でも、国際大会を目にする機会というのはほとんどないはずです。
一昨年に千葉で開催されたアジア選手権は、自国開催ということもあって日本のメダルラッシュに沸きました。
私も全日程を現地で観戦しましたので、あの感動、興奮は今でも昨日のことのように思い出せます。
ソフトテニスでは、そのアジア選手権のほかに、世界選手権、東アジア競技大会、そして今回開催されるアジア競技大会が4大国際大会として数えられます。
そのなかでももっとも権威のある大会が、このアジア競技大会です。
日本発祥のスポーツであるソフトテニスで、日本が金メダルを獲るのは当たり前と思うかもしれませんが、実際そう簡単ではありません。
過去のアジア競技大会を調べてみると、ソフトテニス競技が加わった第11回以降の金メダル獲得数が、韓国16、台湾7に対して、日本はわずか5。
実質的にプロ選手として活動している韓国や台湾の選手からすれば、自身の報酬、地位や待遇に関わってくるこのアジア競技大会こそが本番といえます。
しかも、2016年の千葉アジア選手権では、海外では珍しいオムニ(砂入り人工芝)コートでしたが、国際大会ではハードコートが主流です。
このアジア競技大会でメダルを獲得することがいかに難しいかがわかります。
移動のあいだあれこれと予習・復習をしながら、日本代表メダル獲得の期待に胸が膨らみます。
現地で日本代表を目一杯応援しつつ、その熱をお届けできればと思います!
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