「ソフトテニス 福の会」
私がそのFacebookグループのメンバーに加えていただいたのは昨年の秋頃。
ちょうど世界選手権の取材で中国まで行き、帰ってきてバタバタと落ち着かないタイミングでした。
お知り合いからグループに招待いただいたものの、正直最初は何の会なのかよく分かっておりませんでした。
そうはいってもソフトテニスの集まりということであれば、どこでも喜んでお仲間に加わりたい私。
「軟庭みな兄弟」
これは私の勝手なモットーです。
現在私が住む神奈川県において、屈指のソフトテニス伝統校といえば東海大相模。
その東海大相模出身であり、私の世代でソフトテニスをしていた人なら知らない人はいないスーパースター小峯秋二さん。
福の会で交わされるメッセージから察するに、その小峯さんを中心にそのお知り合いで構成されるグループだということは分かりました。
メンバーの顔ぶれとしては、神奈川近隣でソフトテニスの指導に携わっている人たちの集まりだということもなんとなく伝わってきます。
さらに日体大健志台キャンパスからほど近い、「福」という居酒屋でよく飲んでいる仲間同士ということも掴めました。
ぜひ一度参加してみたいと思いつつも、なかなか週末の予定が合わず実現できずにおりました。
グループチャットに連日飛び交う熱気あふれるコメントを眺めては、ご挨拶のタイミングを逃して図らずもROM(※)を続けていた私。
(*リードオンリーメンバー=掲示板やグループチャットなどで読むだけで書き込みをしない人)
2月の月初に新年会(?)が開催されるとのことで、これを逃すまいと意気揚々に参加表明。
やっとみなさんとお会いできるのを楽しみにしていました。
そして当日。
家事都合で家を出るのが少し遅れましたが、自宅から東急田園都市線まではうまく乗り継げば歩きを含めても所要時間30分ほど。
あった!
ん?
でも、なんかメッセンジャーで見た写真とちょっと違う気が・・・。
飲み会に参加するにあたり、そもそも「福ってどこにあるんだろう?」という根本的な疑問が湧いたのですが、今さら聞くのも野暮ったいと思い適当に「神奈川 居酒屋 ふく」で検索。
あざみ野駅前。
ここに違いない。
そう、勝手に思い込んでいた私。
・・・。
やっぱり違った(泣)
とんだ「ふく」違いでした!!!!
慌ててお店の場所を確認して、4駅先の青葉台へ。
Googleで調べたら何でも分かるという過信と、計画性がありそうで実は無い自分のいい加減さを悔いながら、豪快な大遅刻で今度こそ目的地の「福」に到着。
案の定エンジン全開のみなさんに対して手痛い出遅れでしたが、温かく迎え入れていただきました。
予想していたとおりエネルギッシュな方々ばかり。
仲間同士の結束力。
そこに共通するのは、
「ソフトテニスに育ててもらったからこそ、ソフトテニスを通じて恩返しがしたい」
そうした想いをひしひしと感じました。
そんな熱意をもって子供たちと接するみなさん。
この福の会のメンバーを中心に「WAKAプロジェクト」という名称で、小・中学生を対象にした講習会なども開催されています。
今後は一般社団法人を設立して、さらに活動の枠組みを広げていく準備も進んでいるそうです。
私は選手としても指導者としても腕前や実績も大したことありませんが、ご近所のソフトテニス好きというご縁で、微力ながら何かお力になれればと思います。
ソフトテニスというたった一つの接点で、世代やバックボーンを越えて思いを一つにできる。
スポーツって、やっぱり素晴らしいものです。
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