レッスンコーチとして日頃お世話になっているテニススクール・ノア。
私が在籍しているのは横浜綱島校ですが、同じ神奈川県の横浜東戸塚校でも先月から新たにソフトテニスクラスが開講しました!
東戸塚校は昨年オープンしたばかりの新しい拠点なのですが、支配人から「よかったらブログで紹介してもらえませんか?」とお声がけいただき、もともと一度様子を覗きにいきたいと思っていたので喜んでお邪魔してきました。
過去記事:テニススクールでソフトテニス
全国でインドア(屋内型)のテニススクールを運営するノア・インドアステージ。
現在国内28校、海外1校を展開している大手のテニススクールで、この夏にはノアとして北海道初出店となる苫小牧校もオープンしました。
私が横浜綱島校のソフトテニスクラスを受け持つようになった2年半前と比べても、校舎の数も生徒数でも成長を続けています。
テニススクール・ノア横浜東戸塚校の場所は、JR東戸塚駅から車で10分ほど。
横浜環状2号線から道を1本入ると、大きな施設が見えてきました!
どーん!!
電車で来られる方は、東戸塚駅または横浜市営地下鉄の上永谷駅からバスが便利です。
東戸塚校には初めて来ましたが、やはりノアらしくエントランスやフロントも明るくて入りやすい雰囲気。
ノアの売りでもある室内インドアコートは、なんといっても空調がきいていて快適です。
天候に左右されることもないうえ、夏は涼しく冬は暖かい最高の環境でテニスが楽しめます。
サーフェイスはカーペットコートなので足が滑りにくく、ボールがやや跳ねにくいので慣れないと少し違和感を覚えるかもしれません。
私の知っている限りだと、くまがやドームのインドアコートに近い感覚です(埼玉ローカルでスミマセン)。
私も一度見てみたいと興味があったのが、この東戸塚校では通常のインドアレッスンとは別に、近隣の屋外テニスコートを借りてソフトテニスクラスを開講していることです。
歩くと少々距離があるので、アウドドアコートまでは車で移動。
「ホントにこんなところにテニスコートなんてあんのかな??」
そう思って閑静な住宅地を進みながらレッスン場所の「テニスガーデンセリガヤ」に到着してみると、ナイター照明を完備した綺麗なオムニコートが2面。
ノア東戸塚校のソフトテニスクラスは、平日の夕方以降の時間で開催しているので部活が終わってからでも参加できます。
まだ開講から間もないこともあって生徒は少人数。
今ならプライベートレッスンのように、付きっきりで教えてもらえます(笑)。
この日のクラスで教えていたのは、神奈川の強豪社会人クラブチーム「桜倶楽部」に所属する吉田コーチ。
私と同じ成年(35歳以上)の部で、神奈川県や関東、全日本の大会にもよく出ています。
そんな吉田コーチにマンツーマン状態で教えてもらえる生徒はラッキーです。
ソフトテニスが習えるスクールがあるということ自体、まだまだ認知されていないのが現状かと思います。
現在ノアのソフトテニススクールに通う生徒は中学生が中心ですが、初心者の1年生から上級生までそれぞれが団体メンバーに入りたい、県大会に出たいなど、各自の目標を持って練習に取り組んでいます。
部活動が縮小傾向にある昨今、それを補完する役割としてもソフトテニススクールの需要は大きいと感じています。
日本テニス協会の「テニス環境等実態調査」によれば、日本国内のテニスコートの数(※)は、1996年の9,702施設から2015年には6,454施設と実に3割減少しています。
(※学校施設のテニスコートを除く、公共スポーツ施設、民間スポーツ施設)
とくに民間分野での落ち込みが激しく、その数は半減している状況です。
日本経済が低迷した「失われた20年」のうちにテニスができる環境も減り、それに伴いテニス人口も減少してきました。
日本テニス協会 > テニス人口等環境実態調査
一方で明るい話題としては、錦織圭選手や大坂なおみ選手をはじめとした日本テニス界のトッププレイヤーたちの活躍もあり、直近では10代のテニス人口が増えているという統計もあります。
そうしたなかソフトテニスはどうかといえば、少子化の影響もあって競技人口の下支えとなってきた中学生の数が年々減っています。
以前のブログでもお伝えしたとおり、硬式テニスの中体連加盟に伴う影響が出てくるのはまさにこれからです。
過去記事:中体連に硬式テニス部設置でソフトテニスは廃れるのか?
ただ、私はいたずらに不安を煽ったり、悲観的になることには意味がないと考えています。
競技関係者が「危機感」を持つことは大切ですが、必要なのは前向きな議論であり何より積極的な普及活動です。
そもそも『スポーツは楽しむためのもの』ですから、ある意味で楽観的であってもよいとさえ思います。
中学生が減少の一方で、よく見れば小学生(ジュニア)は増加傾向であったりと明るい兆しだってあります。
登録競技者以外にも、愛好者700万人とも言われる一大人気スポーツのソフトテニスをどうしていきたいか?
連盟関係者、選手、指導者、保護者、ファン…。
さらにはメーカー、メディア、民間事業者など。
ソフトテニス競技に携わる人たちがベクトルを合わせて取り組めば、競技発展に向けて打てる手はまだまだあります。
こういう話をし出すと、つい熱くなって止まらなくなるたちなのでこの辺にしときます(笑)
話をスクールに戻すと、こうした民間スクールのソフトテニスレッスンが普及すれば、教える側のレッスンコーチの雇用も生まれます。
ソフトテニスに関する職業が広がることは、中高生に卒業後も競技を継続してもらうための動機付けにもなるはずです。
参考までに、ノアではコーチに対する研修にも力を入れて取り組んでおり、レッスンにおける上達指導は当然として、安全管理や生徒とのコミュニケーションなども大切にしています。
ソフトテニスではボランティアとして指導にあたられている方も多いので、「レッスンで金をとるなんてけしからん!」とお叱りの声も聞こえてきそうですが、民間企業はあくまでも顧客サービスを提供してその対価を得ているので、ニーズがなかったり、サービスの質が低ければ消費者からそっぽを向かれて淘汰されていくだけです。
学習塾と一緒で、通う通わないはあくまで個人の自由。
なにより、ソフトテニスをする子供たちにとって選択肢が広がることこそが一番重要だと私は考えます。
というわけで、スクールでのソフトテニスレッスンも盛り上がっていけばと思う次第です。
ノアでは現在、全国28校のうち19校でソフトテニスクラスを開催しています。
ご興味のある方はぜひお気軽に「おためしレッスン」や見学にお越しください!
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