8月といえば、インターハイやインカレをはじめ、各カテゴリーでの日本一を決める大会が目白押しで、まさにソフトテニスの夏、真っ盛りです。
久しぶりにソフトテニスを再開するにあたり、どうしてもこの目で見ておきたい大会があり、10数年ぶりにソフトテニスの聖地、千葉の白子町まで一人観戦しに行きました。
この大会は、私が学生の頃は「全日本学生同好会選手権」というのが正式名称でした。
大学生のソフトテニスプレイヤーは、大きく学連(体育会)と同好会(サークル)に所属が分かれます。
同好会の選手にとっては、同好会日本一を決めるこの大会は、年に一度のビッグイベントです。
かつて自動車メーカーの「マツダ」が協賛して「マツダ・カレッジフェスティバル」という名前を冠していたことから、学生のあいだでは「マツカレ」という通称が浸透しています。
数年前から、上位校を除く学連の選手にも門戸を開き「全日本学生オープン選手権」という名称に変わったようですが、今でもやっぱり「マツカレ」で通用するようです。
大会は3日間開催され、1日目が団体戦(予選リーグ)、2日目が団体戦(決勝トーナメント)、3日目が個人戦というスケジュールです。
今年は台風の影響から大会初日が終日中止となったうえ、私が見に行った3日目も雨で中断をはさむなど、試合進行が遅れた結果、男子個人戦の準決勝以上は会場を近くのナイターコートに移しての実施となりました。
私自身は競技から離れて10年以上が経ちますが、学生たちのハツラツとしたプレーを見ていると、否応無しにソフトテニス熱が沸々とわいてきます。
私は今後、新しい仕事として、主に中高年やシニア層のスポーツ活動を推進するような事業に取り組むつもりです。
ソフトテニスは中学生の競技人口がもっとも多く、その後、高校、大学、社会人と進むにつれて極端に先細ったピラミッドとなるため、競技人口の割にマイナースポーツの印象が強い傾向があります。
実業団選手など一部のトッププレイヤーだけでなく、私のようなただのソフトテニス好きが、20年、30年と長く競技を続けていけるためにも、こうした同好会出身選手たちが、社会人になってもサークルやクラブチームなどで競技を長く続けていけるような環境づくりが必要です。
私自身も、一競技者、愛好家として、自分が長年慣れ親しんできたソフトテニス界の裾野を広げるような活動をしていきたいと思います。
【おまけの青春Photo】
1996年マツカレ。
このときからもう20年も経っていることに驚きです。
全日本学生オープンソフトテニス選手権大会 注目動画
男子個人戦/決勝
大塚・小川(せせらぎ) 対 原田・新井野(玉川)
女子個人戦/決勝
鍋倉・中瀬(桜倶楽部) 対 池田・須田(立教DASH)
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