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新年のご挨拶

株式会社プレイヤーズ,荒川裕二郎,ソフメシ

あけましておめでとうございます。

オープンAI社から2022年11月にChatGPTがリリースされ、その後公開2ヶ月で世界の利用ユーザーが1億人に達し、いまもなお急速な普及が進んでいます。

ITに馴染みの薄い方のために少し詳しく説明すると、AIとは「Artificial Intelligence」つまり人工知能のことです。ChatGPTは対話型生成AIと言われるモデルの一例で、ユーザーが問いかけた質問に対して、事前に膨大な情報を学習させた人工知能が自然な言語で答えを返してくれます。それはまるでチャットを通じて物知りな友人と会話をしているような感覚です。

百聞は一見にしかず。パソコンのブラウザやスマホアプリを使って簡単に利用できますので、まだの方はぜひ一度お試しください。

ChatGPT

https://chat.openai.com/

これまでのインターネットではGoogleやYahooなどの検索エンジンを使って、特定の調べたいキーワードをもとに世界中のWebサイトから情報を探し出すという形式でした。それに対してChatGPTではそもそも探したいワードがわからない場合でも「あれってなんだっけ?」のように曖昧な問いを投げかけるだけでもいろいろな答えやヒントを返してくれます。

たとえば
「トマト味のパスタの名前いくつかあげて」とか
「東京近郊で雨の日に子供連れで遊べるおすすめスポットない?」とか。

いくつか挙げてくれる候補に対して「そのなかで川崎から車で30分圏内のとこは?」など、さらに深掘りして目当ての情報を辿っていくことができます。文字通りAIとの対話です。

音声認識や音声合成技術の進歩も目まぐるしく、そのうちキーボードを叩いたりスマホで文字入力する必要さえなくなるはずです。

私自身、小学4年生の息子が聞いてくるさまざまな質問にも「そんなことはChatGPTに聞いてみな」と促すことがあります。決して知らないから答えられないとか親子のコミュニケーションをサボっているわけではなく、基本的なITツールくらい早いうちに使いこなしておけよという親心です。

以前だったら「自分でググれ(Googleで調べろ)」だったのが、時代はどんどん進化していきます。

機械なんて信用できないという抵抗ある人もいらっしゃると思いますが、人間だって知ったかぶりで自信満々に間違ったことを言う人がいたり、曖昧な記憶を頼りに不確かな情報を伝えたりします。なかには悪意をもって嘘をつく人だっています。

一人の人間ではとても学習・経験することのできない森羅万象、過去の膨大な情報から学習していて、なおかつ人間のように怒りや悲しみなどの感情に流されたり、疲れたりイライラすることもないAIのほうがよほど優秀な面もあります。

人に聞けない悩みをAIに相談するなんてことも日常的になるでしょう。

ChatGPTの弱点といえば、最新の時事ネタに対応していないことです。

現在無料で使える最新バージョンのChatGPT3.5では、2022年1月までに公開されていた文書などをもとに学習しているため最新情報は知りません。それでもそこは技術の進歩によりリアルタイムな最新情報をもとに学習していく生成AIが登場するのは間違いありません。

いまはまだアーリーアダプターと呼ばれるような新しいものを積極的に採用する人たちが利用者の中心ですが、その普及の過程でサービスがより洗練され使い勝手が向上していき、次第にマジョリティ(一般大衆)にも受け入れられていきます。

インターネットも、メールも、スマホもなんだってそうです。

カーナビやGoogleマップ、電子マネー、オンライン会議など例は枚挙にいとまがないですが、便利なテクノロジーは一度使いこなせばもう手放せないものです。

交通事故が起こるから自動車を禁止するとか、ネット犯罪が起こるからインターネットを使わないのでは社会の進歩を止めるだけです。肝要なのは使う人のリテラシー向上や倫理観、そして安全性を担保するための適正なルールです。どんな優れた技術も結局は使う側の使い方によるところが大きいです。

「プロンプトエンジニアリング」と呼ばれるように、生成AIに対してどのようなプロンプト(入力するテキスト)で指示や質問をするかで得られる答えが変わります。相手の特徴やアルゴリズム(思考回路)を理解し的確な会話をすることはまさに人間同士のコミュニケーションにも言えることで、そのためにコミュニケーションスキルを磨いたり、教養を深め人間性を高めたりすることはAI時代にも不可欠な素養です。

お陰さまで株式会社プレイヤーズは8期目を迎えます。

弊社が運営するSOFT TENNIS Navi(ソフナビ)のYouTubeチャンネルは年間視聴回数が1,200万回を超え、一定の影響力をもったメディアとしてソフトテニス愛好者のなかでは欠かせない存在に育ってきたと自負しています。

事業としてはまだ緒に就いたばかりですが、これからの成長に向けた手応えは十分に感じています。

20年間インターネット業界に従事してきた身からすると、もう随分前からこれからはネットメディアの時代だと確信し、プレイヤーズ創業後もそこに注力してきました。

昔であれば巨額の資本を使ってテレビ局が大掛かりに中継車を出して生中継していたものが、スマホ一つあれば簡単に映像配信できる時代になりました。

一家に1台のテレビの前に家族全員集まってチャンネル権を奪い合った時代はノスタルジックですが、多種多様な趣向にあったチャンネルを一人ひとりが自分のスマホで視聴する時代です。即時性が求められるライブ配信や見たいときにいつでも見られるオンデマンド視聴のほうが現代のユーザーニーズにもマッチしています。

もちろんラジオや活字メディアも完全にはなくならないように、テレビとネットも棲み分けはされていくと思います。報道メディアとしての取材力や、情報の信頼性、番組企画力や編集力などはオールドメディアに一日の長があります。とはいえノウハウを持った人材やタレントがネットメディアに移行していく流れは止められません。

古くは映画やラジオの時代がテレビの時代に移り変わったように、これは抗えない時代の流れです。

巨額のお金が動くメジャースポーツではすでに試合中継もネットでの課金視聴に軸足を移しています。資金に乏しい競技ではまだそうした事例は稀ですが、お金がなくマスメディアに取り上げられづらいマイナー競技ほどインターネットとの親和性が高いというのは昔から一貫した私の持論です。

まだまだできることもやりたいこともたくさんあるので、2024年はさらなる成長に向けてスピード感をもって臨んでいきたいと思います。

みなさまにおかれましても、健やかで楽しい一年になりますことをお祈り申し上げます。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

株式会社プレイヤーズ

http://players-inc.jp/

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