私立高校の日本一を決める「全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会」
3月の高校選抜直前に開催されることもあり、センバツの前哨戦ともいうべきこの大会。
センバツが名古屋で行われるのに対して、この全国私学は会場が横浜国際プールと東京体育館ということで神奈川県在住の私にとっては近場で開催される全国大会。
毎年のように会場へ足を運んでは観戦していました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により令和元年度、令和2年度と2年連続で開催中止。
今年はどうなることかと思いましたが、無観客での開催に。
無観客で見に行けないのは残念ですが、大会が開催されることが何より。
そう思っていたところ・・・
日本私立高等学校ソフトテニス連盟さん・東京都高体連さんよりご相談をいただき、なんと当日のライブ配信を担当させていただくこととなりました!
本来だったら見ることができなかった試合を生で見られる嬉しさが半分。
もう半分は、我が子の晴れ舞台を直接会場で応援できない保護者や関係者のみなさんに向けて、なんとしても無事に配信をお届けしなければというプレッシャー。
心配性の私は試合の何日も前から、それこそ選手以上に緊張していた気がします。
そうして迎えた本番当日。
先に終わった男子日程に続いて、今回配信を担当させていただいた女子日程は東京体育館で3日間。
無観客開催のため、会場には出場する選手と監督のみ。
ご家族の姿はありません。
お陰さまでここ最近はソフトテニス関係の仕事も、本当にさまざまなご相談をいただくようになりました。
弊社プレイヤーズはもともとインターネット関係が専門の会社ではありますが、メインはWeb制作でありライブ配信は必ずしも得意分野というわけではありません。
それでも、もはやWebに動画は不可欠な要素ですし、なかでもライブ配信はコロナ後も需要が続く分野と見ているので、いろいろとチャレンジさせていただきながら貴重なノウハウと経験値を蓄積しています。
「大会ライブ配信をやりたいけど、自分たちだけではさすがに無理・・・」という場合にはお力になれるかもしれません。
ご相談は無料です(笑)
株式会社プレイヤーズ
前回のブログでもご紹介したヨネックスカップは、比較的大掛かりな機材を持ち込んでの本格的な配信でした。
それに対して、今回のお題はいかにコストを抑えて安く配信を行うか。
「簡易な配信でいいから」
とは言われたものの、簡易な機材だけで複数のコートを1日中安定した配信を行うというのがむしろ難題だったりします。
それでも、ライブ配信をなるべく費用を抑えて実施するというテーマは、うまくすれば今後のビジネスチャンスにも繋がります。
今回は天候に左右されない屋内で電源も確保できたので、問題は通信環境のみです。
極力低コストかつ一定以上のクオリティでライブ配信を考え、iPadとポケットWi-fiの組み合わせ。
事前の検証は行ったものの、電波の強さは会場によってまちまちなので、実際やってみるまでうまくいくかどうか不安で仕方ありませんでした。
サブアリーナを含めて全6面を朝から夜まで回しっぱなしだったため、途中何度か配信が途切れることがあったもののその都度すぐに復旧させて想定したよりは無事にいきました。
知り合いのお子さんも何人か出場していたので、その親御さんから「おかげで仕事の合間に娘の試合を見れました」とか「見やすい配信でよかった」などの声をいただき、なんだか重圧から開放された気がして安堵。
「自分が好きだからやっている」という大前提で、それが誰かの役に立っていると考えたらこれほど嬉しいことはありません。
ホッとしたら、やっと少し試合を楽しむ余裕もでてきました。
女子決勝は、京都光華と東北の対戦。
3面展開で各コートの試合が始まります。
コロナ禍でのガイドラインに従い、ベンチからも声を出しての応援は禁止されています。
それでもさすが強豪校は手拍子で息の合った応援で、ベンチとコート上の選手が一体となって戦います。
どちらもセンバツ優勝候補。
好カードの決勝戦は、最後は京都光華に軍配。
昨年のインターハイ個人では同士討ち決勝を演じた京都光華高校。
今年も旋風を巻き起こしてくれそうです。
初日の団体戦を終えて、2日目、3日目は個人戦。
予選リーグを1位通過したペアにより、くじ引き抽選で決勝トーナメントのドローが決まります。
高校男子に比べると、女子のほうが戦力均衡している印象があり、どこが勝つか読めない面白さがあります。
そのなかでも決勝まで勝ち上がったのは、須磨学園の前田梨緒・中谷さくらペアと、和歌山信愛の岩元望美・岩元愛美ペア。
この世代では、昔から名前の通った前評判の高いペア同士。
最後は前田・中谷が一歩上回り、私学日本一のタイトル獲得。
大会記録>令和3年度 第56回全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会
日本私立高等学校ソフトテニス連盟ホームページ
今年は各カテゴリーの全国大会が無事に開催されることを願っています。
私もその流れに乗じて、年間通じて全国を飛び回りたいと思います!
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