先週のアジアソフトテニス選手権の興奮が冷めやらぬまま、大会が終わってもいまだ眠れない日々を過ごしています。
本当はみなさんにお伝えしたいことや、見てもらいたい感動のシーンを収めた画像や動画が大量にあるのですが、それら膨大なデータ整理と動画編集作業がまったく追いつかずに若干気が遠くなりそうです。
仕方ないので、ある程度時間をかけてでも、根気よく丁寧に記事にまとめつつ徐々に公開していきますので、「え? 今さらアジア選手権の話? 遅くね?」などと言わずに、ぜひ温かい目で見てやってください。
そんな日々を過ごしながらも、全国各地で繰り広げられるソフトテニスの熱戦は、とどまることなく次々と私に襲いかかります。
そうした熱や、私が会場で感じた空気感みたいなものまで、みなさんにお届けできれば幸いです。
たった4日間なら、不眠不休で頑張れるっ!
そう思って臨んだアジア選手権を境に、それまで平穏というよりほぼ無風状態だった私のソフトテニス生活は一変し、信じられないくらい多忙な毎日になりました。
一体、いつになったらこの眠れない日々に終わりがくるのか。。。
でも、好きなことに没頭しているから、不思議なことにまったく苦ではありません。
ただ、はやくこの動画たちを編集して会場に行けなかったみんなにも見てもらいたいとか、あの奇跡のような心震える出来事をブログ記事にまとめたいとか、私個人で撮影から、編集、執筆まで、さらにはWEBページ作成やら、SNSでの拡散まで何でもやろうとしているため、いくら時間があっても足りません。
仕事でも遊びでも、自分が好きなことだとアイデアが次から次へと噴出してくるので、どんなに体はキツくても、なんだか今、メッチャ楽しいッス!
楽しすぎて死んでしまいそうなほどに。
死なないように頑張りますので、みなさん、どうか応援をよろしくお願いします!
最初は、一体こんなブログ誰が読んでいるんだろうとか、こんな趣味みたいなものを一生懸命書いていて本当に生活していけるのだろうかと、いくら楽観的な私でもさすがに不安もありました。
ちらっとだけ妻に不安をこぼすと、「あんたが決めたことでしょ?愚痴ってんじゃねーよ」と、相変わらず私が予想だにしない反応が返ってきて、本当にありがたい限りです。
それでも、アジア選手権が転機となり、私のブログをたまたまソフオンの週間NEWSで取り上げてくれたことが追い風となり、それまで1日せいぜい20PV(*1)とか、「絶対これ知り合い以外誰も見てないだろう」という状態だったのが、一夜にして「1日2000PV」とか桁違いの数字を叩き出し、ソフトテニス界のピコ太郎現象のような奇跡も起こったりします。
「全国のソフトテニスファンの方々が俺のブログを楽しみにしているかもしれない」と、一人勝手な使命感に燃えてみたり。。。
(*1)PV=ページビュー。例えば、1人のユーザーが2ページ見てくれたら、2PVってことです。
たまたま私のブログを見つけて約20年ぶりに連絡をくれた高校の先輩が、実は今も北海道の実業団でプレーしているそうで、来年のハイジャパでの再会を誓ったり。
最近なかなか連絡を取れていない友人たちとの劇的な再会や、ネットを通じての「ブログ見たよ」「応援してるよ」という励ましの言葉の数々。
毎日が感動の連続すぎて到底そのすべては書ききれないのですが、みなさんの温かい応援を励みに、ますますブログの執筆にも力が入ってしまうわけです。
ということであまりにも前置きが長くなりましたが、「横浜インドア」に行ってきました。
話が長いのは私の昔からの悪い癖ですが、今回ばかりは特別だと思って大目に見てやってください。
(実際、ここからが今回の記事の本題ですから、通勤電車で読んでくれている方、就寝前にご覧いただいている方、長くて本当にゴメンなさい。いつでも暇なときに読んでください)
アジア選手権の会場で知り合ったHanaさんに「来週も神奈川で大きな試合がありますよ」と教えてもらいネットで探した結果、11月23日(祝)に横浜国際プールでこの大会があることを知り、「おぉ、これか!もちろん行くぜぃ」と意気揚々と会場に乗り込みました。
ちなみにHanaさんが教えてくれた大会は、実はそれとは別の11月27日(日)に小田原で開催される「全日本学生選抜インドア」のことだったのですが、私の素敵な勘違いにより、幸運にもたまたま横浜インドアの存在を知りました。
ちなみに、Hanaさんはあちこちのソフトテニス大会の試合会場に出没しては、ソフトテニスの格好いい写真を撮りまくって、自身のTwitter上で公開されています。
いつも全身ソフトテニスルックでビシッと決めていて、小柄な体に似合わぬ一眼レフを抱えて試合会場を駆け回っていますので、ソフトテニス好きな人が見たら、あぁこの人かと一発でわかるはずです。
HanaさんTwitterアカウント
全国のソフトテニス男子(もちろん女子も)にとっては胸熱必至の女の子なわけですが、ブランク長すぎて現在ソフトテニス無知な私が彼女を頼って「ところで横浜インドアって何の大会ですか?一般ですか?学生ですか?」と軽く尋ねたら、わざわざあちこちの知り合いに聞いて調べてくれたみたいで、詳しい情報を送ってくださり、とにかく助かりました。
彼女のアカウントをフォローしておけば、自分のTwitterタイムライン上に、ソフトテニスファン垂涎の熱い写真が流れ込んできますので、超オススメです。
さて、肝心の試合会場ですが、「横浜国際プール」という名前は高校選抜大会など大きな大会も開催される会場として、ソフオンやソフマガではその名前を目にしていました。
「そもそもプールでテニスって、どういうことやねん!」
ということで、会場自体にも興味があったので、これはぜひ見ておきたいところでした。
先に答えを言ってしまうと、夏場は競泳の大会などで使用されるプールなのですが、水泳で使う機会が減る冬場は、2つあるアリーナのうちの片方に床を張って、テニスコートとして使用しているという、なんとも驚きの施設なんです。
↑近くで見るとこんな感じ。
やはり現場に足を運んでみて、はじめてわかることっていっぱいあります。
今回もやっぱり行ってよかった!
私は東京都出身なので実は神奈川の地理に疎くって、横浜国際プールの正確な場所は知りませんでした。
カーナビを頼りに進んでいくと、「あれ? これ、よく行くあきんどスシローの目と鼻の先やん!?」
まさか、こんな近くにあったとは。。
自宅から車でたったの15分。
「それくらい知っとけ!」と自分にツッコミをいれつつ、もっと神奈川の地理について勉強しなきゃと焦りが。。。(汗)
会場に入ると、ポーン、ポーンとあの例の無条件で心躍る音が響いてきます。
想像以上に立派な会場に、こんなところで試合できたら楽しいだろうなと、いい歳してまたソフトテニスプレイヤーの血が騒ぎます。
こうしたインドア会場はスタンドでゆっくりと観戦ができるため、家族連れで応援するにも最適です。
実際に、観客席には声を張り上げて応援する熱心な親御さんたちの姿や、我が子の勇姿を収めようとするビデオカメラが何台も回っています。
私もはるか昔、東京都の高校生プレイヤーであれば誰もが憧れる正月の東京インドア@代々木東京体育館(*2)に出場した際、家族が総出で応援に来てくれていました。
しかし、多感な思春期の高校生だった荒川少年のことです。
「おい、みんなでゾロゾロ来んなよ!恥ずかしいなぁ。まったく。」
なんて言いながら、家族の前で良いところを見せようと、ガチガチに緊張して力みまくってミスを連発して普段の実力すら発揮できなかったことも、今となっては心温まる思い出です。
(*2)現在は、墨田区総合体育館で開催されているようです。
墨田区総合体育館
http://www.sumidacity-gym.com/http://www.sumidacity-gym.com/
【青春Photoシリーズ】
今のようにスマホで何でも撮れちゃうような時代と違ってデジカメさえない頃に、わざわざ親父が会場まで来て写真を撮ってくれていたらこそ、こんな思い出写真が今も残っています。
我が父の親バカっぷりに、自分も父になった今、ただただ感謝。
少し会場をブラブラして、試合の様子やドロー表を食い入るようにチェックしたのち、大会本部の方に「この大会ってどんな人が出ているんですか?」と尋ねたところ、「詳しい者を呼んできます」ということで、ご親切に横浜ソフトテニス協会の理事を務めていらっしゃるという平松様からお話を伺うことができました。
NPO法人 横浜ソフトテニス協会
(公益財団法人 横浜市体育協会Webサイトより)
横浜インドアは、中学生の部(団体戦)、高校生の部(個人戦)と、一般男女の部に分かれています。
中学生の部は、市の大会で男女各ベスト8以上に入った中学が出場します。
出場校は大会パンフレットに名前と写真入りで紹介されていました。
市内の多くの中学生プレイヤーにとって、きっとこの大会は特別なものなはずです。
毎日の部活で一生懸命練習して団体メンバーに入り、市の予選大会を勝ち抜き、この横浜国際プールで試合することは、彼ら、彼女らの目標になったり、きっと良い思い出になるはずです。
わかります、わかります。
私にとっての東京インドアもまったく同じですから。
一般の部は、横浜市の市民大会などで上位入賞した選手が出場できるそうです。
この日の予選リーグを勝ち抜いたペアは、12月23日(金・祝)の決勝リーグに進出します。
横浜インドアの決勝リーグは、例年2月にヨネックスなどの有名選手を招待して開催されているそうですが、今年はバスケットボールのプロリーグであるB.LEAGUEの開催に伴い、12月に変更されたのだそうです。
そっか、ここでバスケの試合もするんですね。
まさかB.LEAGUEの開幕が、ソフトテニス界にも影響を及ぼしているとは。。
スポーツ界はつながっているなぁ。
今年の招待選手は早稲田大学の選手などを予定しているなどというお話も聞きましたので、もしかしたらアジア選手権で活躍した日本代表のあんな人やこんな人も来るかも。。なんて勝手に想像して興奮しちゃいました。
きっと12/23(祝)には、また家族連れでここに来ている自分が容易に想像できます。
予選リーグとはいえ、強豪社会人クラブとして全国的にも有名な「せせらぎクラブ」をはじめ、横浜市内の実業団チームの選手や、神奈川大学、日本体育大学などの選手なども出場していて、ローカル大会といってもレベルは相当高かったです。
ちなみに、お話を伺った平松様はせせらぎクラブに所属されていらっしゃるそうで、「よかったら練習来てください」なんて、嬉しいお誘いをいただきました。
せせらぎクラブは全日本クラブ選手権でも優勝経験があります。
神奈川県民の私としては、いつかご縁があったら練習にも参加してみたいなんて思ってはいましたが、いざ現実的に参加するとなると、せせらぎクラブの練習に参加するための自主練習が必要な気がしてきます(笑)。
でも、持ち前の図々しさで、練習にお邪魔できるのを楽しみにしています!
何の大会でベストいくつに入れば、この予選リーグに出られるのかと、興味津々であれこれ質問していると、この大会は一般・成年・シニアなどの年齢区分はないこと、そして予選のなかには横浜市で開催されるオープン大会も含まれるため、東京や埼玉のペアでも出場可能であり、そこで勝てばこの横浜インドアへの出場推薦の対象となることを教えていただきました。
うん?てことは・・・。
「例えば、私、横浜市民じゃなくって隣の川崎市民なんですが、それが東京とか埼玉からでもペアを見つけてきて、横浜のオープン大会にエントリーして、そこで勝てばこの横浜インドアにも出場できるってことですか?」
「はい、そうなりますね」
年齢に関して補足すると、市民大会や公認大会などで成年、シニアなどの年齢区分がある場合でも、上のクラスの人が下のクラスに出場して戦うことは認められています。
この横浜インドアは年齢区分がないということは、つまり横浜市の大会の一般の部に出て勝てば、このインドアに出場の可能性があるってことですよね?
すると平松さんは、
「私も成年ですけど、バリバリ一般の試合とか出てますから」
日焼けした若々しい顔でそう話す平松さんは、私には眩しすぎました。
かつて、ペアに恵まれて高校の関東大会や、社会人になってからも全日本社会人まで「ごっつあん出場」を果たした自分は、絶対に何か持っているに違いない!
頑張ってもっとソフトテニス人脈を広げて、私をこの横浜インドアまで導いてくれる屈強な後衛を探します!
(その前に練習しろョ、オイ!)
ここで試合できる可能性がゼロじゃないことを知って、おじさんの胸は否が応にも高鳴ります。
自分の子供がソフトテニス部に入ったら、いつか親子でペアを組んで大会に出たいなんて夢はよく聞くものです(ソフトテニスあるある)。
押し付ける気はなくっても、やっぱり子供が自分と同じスポーツをしてくれたら、それは嬉しいものです。
仮にうちの息子がソフトテニス部に入ってくれたとして、うまくいって市民大会で上位進出を狙えるくらいのレベルになるのに早くて高校生だと仮定して、その頃私はすでに50歳を超えています。
せめてそこまでは選手としても頑張りたいですが、まさかその夢を実現する前にもう一つ新しい夢が割り込んでくるとは。
一般の強豪選手を相手にまだかろうじて戦える可能性があるあと数年のうちに、ここ横浜国際プールで親父の勇姿を息子に見せることで、まずはソフトテニスに興味を持ってもらいたい。
そうすれば、私がさすがにもう動けないおじいちゃんになったあとにも、私のアドバイスにも少しは耳を傾けてくれるでしょう。
それを目標に、これから寒い冬も練習に励みたいと思います。
とにかく、日頃から体を鍛えて健康にも留意し、いつまでも元気でプレーを続けたいものです。
やっぱりソフトテニスの周りには、いつまでも諦めきれない夢や情熱のかけらがゴロゴロ転がっています。
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