あれだけ苦しんだ猛暑もいつの間にか和らいで、気づけばすっかり秋めいてきた9月の3連休。
前々から楽しみにしていたイベントがありました。
滋賀県、琵琶湖のほとりで開催される年一回のソフトテニス合宿。
遠足を待ちきれない子供のような中年おじさんは、待ちに待った合宿に心躍らせつつ新横浜から新幹線に乗り込みます。
しかし、3連休の新幹線は超満員。
いつも出たとこ勝負で計画性のない私は、前もって指定席のチケットを購入していなかったことを激しく後悔(泣)。
せめて、あそこの角っこをキープできたらなぁ。。。
アジア大会から帰って以来、睡眠不足で疲れた体をさらに疲弊させながら2時間立ちっぱなしで一路京都へ。
京都で在来線に乗り換え、琵琶湖を目指します。
今回参加したのは、滋賀県を中心にNPO法人としてソフトテニスの普及活動に取り組まれている江南さんが主催する合宿です。
江南さんはone315というアカウント名でネットを通じたソフトテニスの情報発信にも長年取り組まれています。
今から2年ほど前、私が起業の準備をしながらソフトテニスに関する情報を集めていた頃に、その存在や活動内容を知りました。
当時から随分とアグレッシブな人がいるもんだなぁ、と関心していました。
その江南さんと初めてお会いしたのは、今年3月に三重県で開催された都道府県全中。
会場でお声がけさせていただき、少し話してすっかり意気投合。
その直後のセンバツ名古屋でもお会いして「合宿必ず参加させてもらいますから」と、日程もまだ決まっていないのに参加表明をさせてもらっていました。
そんな経緯で、ずっと楽しみにしていた「ソフトテニつ部」合宿。
「ソフトテニつ部」という名前は、2012年頃に夜な夜なtwitterを通じて交流していたソフトテニス好きな人たちのなかで、「全国の人たちとソフトテニスをしてみたい」というつぶやきがあったことがきっかけで立ち上がった企画だからだそうです。
素敵なネーミングです。
ソフトテニつ部について気になる方は、江南さんのブログからどうぞ。
プラスワン・ソフトテニス/Softtennis one315 > ソフトテニつ部
そんなこんなで目的地の滋賀県「近江高島駅」に到着。
心配していた天気もなんとかもってくれそうです。
なぜか駅前に巨大なガリバー像。
気になってあとで調べてみたら、市内にガリバー青少年旅行村という施設があるためだそうです。
ガリバー青少年旅行村
http://www.gullivervillage.jp/
駅まで迎えにきてくれた江南さんと合流し、車で10分ほどで今回お世話になる「白浜荘」へ到着。
泊まりで参加している方、日帰りでテニスだけ参加の方とさまざまですが、全国からソフトテニス大好き人間たちが集まります。
第5回目となる今回の参加者は、北は埼玉県から南は山口県まで、総勢30名ほど。
私は初参加なので初対面の方ばかりですが、こんな素敵な合宿が楽しくないわけがありません。
オリジナルTシャツに身を固めた江南さんのご挨拶で、合宿スタート!
上は40、50代から、近隣の中高生までが参加して、世代を超えて一緒にソフトテニスを楽しみます。
思った以上にガッツリ練習して、「これぞ合宿」とテンションも上昇。
江南さんといえば、動画。
各コートにカメラを設置し、あとで自分のフォームやプレーを客観的に振り返ることができます。
普段自分のプレーを見る機会ってなかなかないので、こういうのって何気にありがたいです。
途中、江南さんによるワンポイントアドバイスも。
しっかし、綺麗な打ち方してはります。
何よりも驚いたのは、その筋肉!
無駄な脂肪が一切なく、鋼のような肉体でした。
私よりも歳上なのに、どうやったらそんなアスリートみたいな体になるのでしょう。
特別なトレーニングはしておらず、ただテニスばっかりしているだけとのことです。
私も見習って、少しは体を絞らないといけません。
そんなこんなで1日目の練習を終えて、風呂上がりの合宿メシ。
こういうのって、学生時代の合宿を思い出して、無性にテンションが上がります。
でもそこは、大人の合宿ということでルービー付きです。
カンパーイ(1回目)!
もうサイコー!!
食事を終えると、部屋に戻って本格的に飲み会準備。
全国から参加者が集まるため、恒例のおみやげ交換。
各自がその土地の名物や名産品を持ち寄ります。
こういう企画、いいですね!
では、改めまして。
カンパーイ(2回目)!!
昼間のテニスも楽しいですが、夜は夜でソフトテニスファン、いやソフトテニスマニア同士のディープなトークに花が咲きます。
自分のテニス自慢、好きな選手の話、ソフトテニスあるある。
ソフトテニスを肴に呑む酒は、とどまることを知りません。
あまりの白熱っぷりに、「俺のテニス論」独演会が始まります(爆笑)。
散々ヒートアップして、収まりがつかなくなったところに江南さんがポツリ。
「そうや、ナイターコート取ってますけど、どうします?」
「・・・・!?」
「え?今からテニスですか!?」
一瞬戸惑いはしたものの、ソフトテニス大好き人間たちは、テニスができるコートと仲間があればいつ何時でも迷わずコートに向かいます。
ほろ酔い加減でコートへ。
注:良い子はマネしてはいけません。
酒気帯びプレーがどうの、という以前に結構な雨が降っています。
それでも、ソフトテニス狂のオトナたちにはお構いなしです。
ひたすら強まる雨。
これだけ激しい雨中の試合となると、2017年群馬天皇杯を彷彿とさせます。
ってか、これ一体何の試合やねん!?(笑)
そこまでしてやる理由はどこにも見当たりませんが、土砂降りの雨のなかとりあずコートを押さえていた21時まできっちり使い切ります。
ここまでくると、ソフトテニスバカなのか、ただのバカなのか皆目見当がつきません。
ナイターテニスが終わると、そそくさと着替えて飲み直し。
「俺のテニス論」はまだまだ終わりません。
そうして初日の夜は更けていったのでした。
どんなに夜が遅くても翌日早起きしてしまう中年の特性を生かし、朝から琵琶湖のほとりを散歩。
湖畔でキャンプをしている人たち。
とても気持ち良さそうです。
さすが、日本一の湖はやっぱりデカイ!
まるで海のよう。
大学時代に、同好会の東西対抗戦で一度だけ琵琶湖に来たことがありますが、それももう半生をさかのぼる昔の話。
まさかその20年後にこうして再びソフトテニスでこの地を訪れるとは、誰が想像できたでしょうか。
人生とは奇妙なものです。
2日目も、日帰り参加の新たなゲストを迎えつつ練習スタート。
前日は基本練習中心でしたが、この日はペアをシャッフルしながらゲーム中心です。
年齢も実力もさまざま。
老若男女のプレイヤーが入れ乱れて、コート上での楽しいひととき。
全国各地から、ただ「ソフトテニスが好き」という共通項だけでこうして一緒に集まって楽しめるんですから、本当にソフトテニスって素晴らしいと思います。
もう最高です。
みなさん、本当に楽しい時間をありがとうございました!
こんなに楽しい合宿なら、予定が許す限り毎年参加したいものです。
こういう活動って、話が盛り上がって最初は勢いで開催されるものの、やり続けるのには何かと障壁も多くて徐々に廃れていくということも珍しくありません。
私も地元神奈川で定期的に練習会を開催していますので、幹事の苦労はわかります。
江南さんのソフトテニスに対する熱い情熱こそが原動力です。
そして、それに吸い寄せられる同じ想いを抱く人たちが一人、また一人。
江南さん、本当にありがとうございました!
また必ず参加させていただきます。
そして、また日本各地の試合会場でもお会いして、ソフトテニスのことを熱く語り合いましょう!
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