先日、ある雑誌に使用する写真素材を提供してほしいというご依頼がありました。
以前、ナロさんがご紹介されていたので、その雑誌の存在は知っていました。
岩手発の地域スポーツマガジン「スタンダード」
そのクオリティの高さは存じ上げておりましたので、私ごときの写真を使っていただけるなんて光栄です!
前衛ですけど・・・(ソフトテニスおやじギャグ)
その写真というのは、昨年中国台州で行われた世界選手権の写真です。
ソフトテニス選手のメディア掲載への協力ということであれば、当然二つ返事。
「はい、喜んで!」
現地取材で撮影させていただいた膨大な写真データの中からチョイスした厳選カットをお送りし、掲載を楽しみにしていました。
そしてついに、その記事が掲載された雑誌が届きました!
岩手が生んだソフトテニス界のスーパースター。
2018年アジア競技大会シングルス金、2019年世界選手権ダブルス金の高橋乃綾選手。
日本代表でも不動の団体メンバーに定着し、国際大会国別対抗でも2年連続の金メダルを獲得。
その国際大会も、今年は11月にタイのチェンマイで予定されていたアジア選手権が来年へ延期となりました。
オリンピックも然り、スポーツ界全体が大きな空白の年となってしまった今年。
そうしたなか部活動をする子供たちにとっても、非常に残念な年になってしまいましたが、地元から世界に羽ばたいたスター選手からのエールは、きっと多くの人を勇気づけるはずです。
ところで、普段あまり雑誌を見るほうではない私も、せっかく届いた見本誌なので興味深く中身を拝見しました。
「岩手スポーツマガジン」と銘打っているだけあって、ここまで地域に根ざした情報を掲載しているのかと正直驚きました。
なかでも県内の部活チームを1校1校くまなく紹介しているのには感心してしまいました。
とくに今年は全国大会、またそれにともなう地域予選がことごとく中止されたためより強くそう感じるのかもしれませんが、これは生徒たちも親御さんも、みな嬉しいに違いありません。
全国大会に出場するような強豪校でも、地区大会で思うように勝てない学校であっても、それぞれが部活動に打ち込んできた掛け替えのない青春の軌跡。
その価値に優劣はないはずです。
媒体は違えど、私も情報メディアに携わる人間として、作り手の熱意もひしひしと感じました。
改めて出版社の取材力、編集力に恐れ入ります。
ちなみに、岩手発の地域スポーツマガジンということですが、青森・秋田版、宮城版をはじめ、いくつかの地域版もあるそうです。
電子書籍版もあるそうですので、気になる方はサイトからチェックしてみてください。
岩手スポーツマガジンStandard(スタンダード)
地方創生、地方分権。
地方の時代と言われて久しいですが、スポーツ分野こそ、部活動からプロスポーツまで「地域」というのが大きなキーワードであると思います。
改めて、スポーツとは人々を勇気づけ、活気づけるもの。
なんだか良い刺激をいただいた気がします。
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