世界で活躍するトップ選手たちが参加する、ヨネックスのソフトテニス交流イベント「ヨネックスソフトテニスワールドチャレンジ」。
毎回、開催地を変えながら全国各地で行われるこのイベント。
そんな素敵なソフトテニスイベントが埼玉で開催されると聞いて、神奈川県在住ながら埼玉県のクラブチームに所属する身として「行かないわけにはいかない!」と意気込んで会場へ乗り込みました。
今回は土曜の東京あきる野と、日曜はここ埼玉熊谷での2日連続開催です。
彩の国くまがやドームには、入場を待ちきれないソフトテニスっ子たちの長蛇の列。
ちなみに、くまがやドームがあるここ熊谷スポーツ文化公園は、今年の秋に開催されるラグビーワールドカップの試合会場にもなっています。
熊谷駅近隣にはポスターや、ラッピングバスなども見受けられ、機運が高まっています。
ラグビーワールドカップ2019日本大会公式ウェブサイト
スポーツイベントってだけで、不思議とワクワクしてしまうのは私だけではないはず。
来年には東京オリンピック・パラリンピックも控え、楽しみは尽きません。
この日のくまがやドームは、埼玉県の少年男女国体予選なども開催されており、ソフトテニス一色。
そのなかでもこのヨネックスワールドチャレンジには大勢の参加者が来場し、主催として運営にあたる埼玉県ソフトテニス連盟のみなさんも大忙し。
こうしたイベントや大会が、大きなトラブルもなく運営されている陰には、多くの方のご尽力があります。
続々と会場を埋めていく子供たちやソフトテニスファンの視線の先には、コートでアップするヨネックスの選手たち。
ヨネックスといえば、今年ソフトテニス界初のプロ選手として同社と契約した船水颯人選手も注目ですが、ヨネックス実業団チームのメンバーもそうそうたる顔ぶれです。
ナショナルチームや日本代表の経験もあるスター選手たちのプレーに、子供たちは釘付け。
迫力あるラリーに、イベント前のウォームアップ時点で妙な緊張感に包まれる会場。
その空気を一変させたのも、同じくソフトテニス界のスター。
巨大ラケットで練習に割り込んできたのは、ご存知あゆタロウくん。
ソフトテニスYouTuberとして活躍する有名人の登場に、会場内は一気に和みます。
それにしても、あゆタロウの小中学生人気は絶大です。
現在、ソフトテニスをやっている子供たちのあいだで知らない人はいないというほどの知名度の高さ。
こうして、純粋な選手とはまた違ったかたちで新たなタレントが登場したのは、ソフトテニス界全体にとっても大変喜ばしいことです。
今回のワールドチャレンジでは、7月に発売されるヨネックスの新作ラケット「GEOBREAK(ジオブレイク)」も試打できました。
鮮やかな赤いデザインが特徴的なジオブレイクがズラリと並んだ姿は壮観。
いかん!
こないだラケット買い換えたばかりなのに、「欲しくなってまうやろー!!」
さらに、気になっていたヨネックスのテニスシューズ「フュージョンレブ3」。
こないだスポーツナロでラケットと一緒に衝動買いしてしまいそうになったところを、「今度新色(ミントブルー)でるよ」と聞いて、一旦踏みとどまっていました(笑)。
全色、全サイズが試着できるとは、なんと親切な!!
物販ブースも出店しているので、こういうイベントを活用して気になるアイテムを試してみるのもオススメです。
シノコバの篠原秀典さんの兄であり、名選手かつ名監督の篠原和隆さんと、あゆタロウによる司会進行でイベントがスタート。
その選手紹介で続々と登場する参加選手たち。
ヨネックスワールドチャレンジではお馴染み、韓国代表キム・ビョンジュン選手も。
これまでも国際大会では何度かその姿を拝見していますが、改めてイケメンです。
まるで韓流スターのような爽やかさと、世界トップレベルの実力を兼ね備えるスーパースター。
昨年までペアを組んでいたのは、同じく韓国ソフトテニス界のスーパースターであり世界ナンバーワンプレイヤーの呼び声も高かったキム・ドンフン。
そのドンフンが現役引退によりビョンジュンの新しいペアとなったのが、今回参加しているジョン・ジーヒョンです。
国際大会では常に日本の前に立ちはだかる韓国代表選手だけに、ドンフンに負けず劣らずガタイがよくて見るからにパワフル!
そんなキム・ビョンジュン/ジョン・ジーヒョンのペアですが、早速エキシビジョンマッチに登場。
対するはヨネックスの林田・柴田ペア。
昨季は、天皇杯こそ惜しくも3位だったものの、その後東京インドア、全日本インドア、全日本男子選抜で優勝と、国内ダブルスの主要タイトルを総ナメにする勢いの2人。
いくら韓国選手でも、さすがに簡単にはいきません。
対戦結果は、予想に反してストレートで林田・柴田ペアの完勝。
随所に世界トップレベルの片鱗はうかがわせたものの、韓国ペアとしては本調子とは程遠そうでした。
聞けば、後衛のジーヒョン選手は足を痛めていたそうで、あとの試合でも途中交代していました。
ビョンジュンも彼にしては凡ミスが目立ちましたが、ただでさえ韓国選手はオムニコートの環境に慣れていないうえ、今回のコートサーフェスは少し独特です。
くまがやドームで試合したことがある方はご存じかと思いますが、純粋なオムニ(砂入り人工芝)というよりはカーペットに近く、足が滑らず止まるうえにバウンドも少し違います。
初めてのプレーでは違和感を覚えるのも無理はありません。
注目の一戦は少々あっけない幕切れでしたが、10月の世界選手権ではまた圧倒的な強さを発揮してくるに違いありません。
国際舞台での日本代表との対戦が楽しみです。
つづくエキシビジョンマッチ第2戦は、ヨネックスのもう一つの看板ペア、桂・高月が登場。
桂選手のダイナミックなフォームから繰り出すストローク、そして高月選手のしなやかで華麗なネットプレーに、きっとファンも多いはず。
その対戦相手は、地元埼玉の有力実業団選手、鯨井・堂野ペア(日本信号/アキム)。
埼玉の国体選手でもあり県を代表するこの2人が、天皇杯優勝経験もある桂・高月ペアを相手にどういった試合を展開するか。
チーム埼玉の一員としては、大注目です。
互いに譲らぬ白熱の好ゲームで、随所にスーパープレー炸裂。
最後はファイナルの接戦を制して見事、鯨井・堂野ペアの勝利です!
さすがは我らが埼玉ペア!!
見応えありました。
ナイスゲーム!
エキシビションマッチのあとは、参加者も一緒にコートに入ってワンポイントレッスン。
目の前で選手たちの実演を見ながら、林田和樹選手が丁寧に解説してくれます。
待ってましたとばかりに、元気に声を出してボールを打っていく参加者たち。
こうしてトッププレイヤーと直接交流できたり、教えてもらう機会というのもなかなかありません。
子供たちにとっては、憧れの選手を目指すという目標ができたり、ソフトテニスをさらに好きになるきっかけになるはずです。
講習のあとには、あゆタロウによるミニゲームも。
ペットボトル当てゲームで、ヨネックス選手、韓国選手がそのパフォーマンスをいかんなく発揮します。
普段はYouTubeを通じて目にする光景を生で見ることができて、参加者たちも大喜び。
さらに会場を盛り上げたのは、続くチャレンジマッチ。
埼玉県のトップ中学生たちが韓国選手、ヨネックス選手に挑みます。
中学生といっても、彼らはただ者ではありません。
今年3月の都道府県全中でも男子個人戦ダブルスで準優勝の野口・黒坂ペア(芝東中)。
昨夏の全中では、ともに2年生ながら別々のペアと組んで黒坂君が2位、野口君が5位です。
おまけにその前年には、1年生ながらレギュラーとして全中団体戦準優勝に貢献しています。
もう一つのペアは、全小を春夏連覇した根岸・小泉ペア(皆野ジュニア→秩父第一中)。
現在中学2年生ですが、今年の都道府県全中でも埼玉県選抜メンバー入りして団体3位の原動力として大活躍しています。
根岸・小泉ペアは、ちょうど一昨年(2017)春に白子で行われた全国小学生大会で、日本一になった瞬間を私も生で見ていました。
まだその頃は幼さの残るチビっ子たちという印象でしたが、たった2年でこんなにたくましく成長するなんて、子どもの成長の早さには驚くばかりです。
過去記事:平成28年度 全国小学生ソフトテニス大会
参考までに、この野口・黒坂と根岸・小泉の4人全員が揃って今年の全日本アンダー14メンバーに選出されています。
まさにスーパー中学生。
大人と比べると、パワーの面で見劣りするのは仕方ないとしても技術では立派に渡り合う場面もあり、会場をおおいに沸かせていました。
末恐ろしい・・・というか将来有望でこれからの活躍が楽しみです!
見どころ満載でおおいに盛り上がったヨネックスソフトテニスワールドチャレンジ。
プレゼント抽選や、サイン会も実施されて大満足の内容でした!
参加された選手のみなさん、運営スタッフのみなさん、大変お疲れさまでした!
ヨネックスソフトテニスワールドチャレンジ特設サイト
ヨネックスソフトテニスワールドチャレンジIN埼玉 注目動画
エキシビジョンマッチ
林田和樹/柴田章平(ヨネックス)対 ジョン・ジーヒョン/キム・ビョンジュン
この記事へのコメントはありません。