あけましておめでとうございます。
平成最後の年が明け、また新しい時代がはじまります。
あらかじめ改元されることがわかっている新年を迎えるのは、まだ誰も経験したことがありません。
そもそも元号は紀元前の中国、前漢の武帝が制定した「建元」が最初とされ、その後東アジアの漢字文化圏に広まったとされています。
日本は西暦645年の「大化」から、「平成」に到るまでの1300年以上に渡って、実に247の元号が使われてきました。
天皇一代につき1つの元号とする「一世一元制」は明治以降とはいえ、この国に長く脈々と受け継がれてきました。
今では世界でも唯一日本のみとなったこの元号。
西暦と和暦を混在させるのは不便だということで、西暦のみに一本化したほうが良いという声もあります。
「年賀状じまい」というキーワードが聞かれるように、平成最後を区切りとして、年賀状を送るのをやめるという人も少なくないそうです。
メールやSNSでいつでも気軽に連絡が取り合える時代に、わぞわざ毎年年賀状を書くのが面倒という気持ちはわからないでもありません。
日本郵便が発表する年賀ハガキの発行枚数も、平成15年の44億5936万枚をピークに年々減り続け、現在ではその3分の2まで減っています。
インターネットを通じて、一個人が発した情報でさえ瞬く間に世界へ広がる昨今。
同じ趣味を持った仲間、同じ悩みや考えを持つ人を探したりと、スマホ一つあれば簡単に人と繋がることだってできます。
一方で、デジタルデバイドといわれる情報格差やスマホ依存、SNSなどに見られる情報の偏向性、それらを助長するデマ、扇動など弊害があるのも事実。
ネットを使った犯罪や不法行為も後を絶ちません。
功罪併せ持つ魔法のツールが一気に普及したことで、人々の価値観やライフスタイルにも急激な変化の波が押し寄せています。
スポーツの分野を見渡しても、中高生の部活動や大学スポーツの在り方、地域スポーツクラブとの関わり、アマチュアスポーツからプロの世界までそれぞれの現場で、これまでの旧態依然とした体質が今まさに大きく様変わりしようとしています。
こうした変化と多様性の時代にあって、ただ古いものを否定したり、闇雲に新しいものを取り入れるだけでは足りません。
物事の本質を捉え、真贋を見抜き、受け身ではなく能動的に自らの頭で考え行動することが求められます。
ただ無駄を省いたり合理性のみを追求するのではなく、人間味溢れるコミュニケーションの重要性もますます高まるでしょう。
長く培ってきた伝統や文化の土壌に、新しい考えや革新的技術のタネを蒔くことで、世界はより良くなっていくはずです。
「ソフトテニスでメシを食う」というテーマで、趣味とも仕事ともいえない活動を初めてから約2年半。
昨年は、お陰さまで多くの方々とのご縁をいただき、それに伴って私のやりたいこと、夢や目標も大きくなる一方です。
創業3期目を迎える株式会社プレイヤーズも、つかまり歩きがせいぜいだったのが、やっとよちよち歩きで好きなところへ歩いていけるくらいにはなりました。
今年はさらにしっかりとした足取りで、もっと広い世界へ駆けていきたいと思います。
スポーツの定義は人それぞれですが、その起源からみても多くの人にとってはあくまで「余暇」つまりレジャー。
もともと遊び、楽しむためにあるものです。
新しい一年も、最大の目的である「楽しむこと」を忘れずに、目一杯の努力と挑戦を続けていきます。
みなさまにおかれましても、健やかで楽しい一年になりますことをお祈り申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
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