先週行われた全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会を観てきました。
通称「全国私学」とも呼ばれるこの大会は、その名のとおり私立高校の全国大会です。
男子は3/22〜3/24の日程で横浜国際プール、女子は3/23〜3/25東京体育館でそれぞれ開催されました。
横浜国際プールは自宅から車で15分ほどの距離にありますので、近所で全国大会が開催されるこのチャンスを逃すわけにはいかないと、以前からがっつり観戦しようと考えていました。
しかしながら今回はあいにく都合がつかず、かろうじて直接見ることができたのは男子の個人戦のみでした。
それでも、やはり全国のトップレベルのプレーをこの目で見ると感動するものです。
一般的には公立高校に比べると、スポーツ推薦入学や、練習環境の充実度でも私立学校のほうが有利な面が多いものです。
ソフトテニス強豪校もやはり私立の学校が多いため、この大会はまさに翌週に開催を控える春の全国選抜の前哨戦といえます。
気になって、今年の選抜出場校を調べてみると、男子では出場36校中の22校が私立。
女子では36校中の24校が私立です。
ちなみに、昨年春の全国選抜男子の優勝校、奈良県の高田商業は公立高校です。
過去、団体戦でインターハイを19回、選抜を10回制覇しており、数々の日本代表選手も輩出してきた伝統校が公立高校ということには正直驚きます。
この全国私学では、その名門高田商業が不在とはいえ、そのライバルたる全国屈指の強豪校が数多く出場しています。
その頂点に立ったのは、男子団体戦は上宮、男子個人戦は上岡・広岡ペア(上宮)です。
団体、個人の二冠だけでも凄いことですが、上岡・広岡ペアは昨年のこの大会でも個人戦で優勝しており、大会二連覇です。
近年では社会人実業団のトップ選手を打ち負かすような高校生もめずらしくないですが、やはりこの二人のプレーも、その技術力の高さには驚嘆しました。
男子個人戦 優勝
上岡 俊介/広岡 宙(大阪府・上宮)
全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会 試合結果
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[su_spoiler title=”男子団体戦” style=”fancy”]
2017年3月22日開催
横浜国際プール
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[su_spoiler title=”男子個人戦(決勝トーナメント)” style=”fancy”]
2017年3月23日(予選リーグ)〜3月24日(決勝トーナメント)開催
横浜国際プール
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[su_spoiler title=”女子団体戦” style=”fancy”]
2017年3月23日開催
東京体育館
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[su_spoiler title=”女子個人戦(決勝トーナメント)” style=”fancy”]
2017年3月24日(予選リーグ)〜3月25日(決勝トーナメント)開催
東京体育館
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自分の高校時代を振り返ると、確かに私学大会(東京都予選)には出た覚えがあるのですが、そもそもそこで勝つとその上の全国私学につながっていることすらよく知りませんでした。
当時、東京都は出場枠が多いため、個人戦ではベスト8までが全国私学に出場できました(ドローを見るかぎり現在も同様のようです)。
大会が終わったあとになって、「どうやらこの大会で勝っていたら、全国大会があったらしい」と知った始末です。
つまり、それくらい全国というものを意識していなかったということです。
今思えばですが、やはり全国大会に出たり、さらにそこで勝つような選手たちとは、技術はもちろん意識の面でも圧倒的に違っていたことに気づきます。
技術的にも一番伸び盛りである高校時代に、もう少し頑張っていたらと今更ながら思うわけですが、まさにあとの祭りです。
なんの世界でも、結果を出す人というのは目標を明確に定め、そこに到達するためには今の自分に何が足りないか、何をすべきかを理解し、その差を埋める努力を怠りません。
なんとなく「勝ちたい、勝てたらいいな」と思ってやっているのと、実際に勝つための準備、努力をやり通しているのでは、天と地の差です。
そういうことがだいぶ後になってからやっと分かった私のような人間からすると、こういう凄い高校生たちには自然と尊敬の念を抱きます。
青春まっただなかの高校生たちの熱い戦いを見ると、初心に返ってこちらも身が引き締まる思いです。
これから春の選抜、そして夏のインターハイと、見逃せない大会が続きます。
全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会 注目動画
男子個人戦/決勝戦
上岡・広岡(大阪府・上宮) 対 村田・齋藤(山形県・羽黒)
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