昨年より色々と準備を進めて参りましたが、このたび正式に法人設立をいたしました。
まだ何が始まったわけでもありませんが、やっと目指していたスタートラインに立てましたことをご報告させていただきます。
ここまで支えていただいた皆様には、ただただ感謝です。
会社登記が無事に完了したので、新しい会社がこの世に産声をあげました。
「株式会社プレイヤーズ」
登記が終わって法的には会社ができたわけですが、会社とは名ばかりで、まだ何もありません。
会社のホームページは制作していますが、まだ公開できる状態でもありません。
名刺は作りましたが、電話番号がこれから決まるためまだ人に配れません。
オフィスの入居契約はしましたが、今は自宅を中心に作業をしているので新しい会社で働いているという実感もありません。
いくつかご相談いただいている案件や、独自に進めているプロジェクトはありますが、まだこれといった実績もありません。
本当に何もありません。
でも、私の頭の中と、胸の内には、確かにはっきりと「プレイヤーズ」が存在しています。
前職で長年お世話になったベンチャー企業では、本当に多くのことを学ばせていただきました。
「会社」とは、ただの容器みたいなもので、社名や看板でもなければ、ましてや建物でもありません。
そこにいる「人」がすべてです。
どんな人たちが、どんな想いを持って、どんなことをやって、誰の役に立っていくのか。
「会社」という生き物がいて、勝手に大きく成長していくことはありません。
そこにいる「人」の成長こそが、会社の成長です。
だから今はまだ、等身大の僕自身こそが「プレイヤーズ」なわけです。
それがやがて多くの人を巻き込んで、みんなの「プレイヤーズ」に成長していくことが楽しみで仕方ありません。
総務省が実施する経済センサス基礎調査によれば、年間18万社ほどの企業が開業する一方で、それを上回る約24万社が廃業しています。
開業率よりも廃業率が上回るのは1980年代後半、つまり日本の高度経済成長が終わり、バブル景気とその崩壊以降の失われた20年を経て、現在まで続くトレンドのようです。
企業の生存率というと、どの統計データをもとにするかで大きく変わってきますが、一般的に起業から10年続く会社は全体の1割未満とも言われます。
最近では法制上もそうですし、公的機関や民間の支援サービスの充実もあり、10年、20年前と比べても、圧倒的に起業のハードルは下がっているといえます。
つまり会社を作るのは簡単ですが、一方で潰れるのも簡単です。
市場や顧客が求めるサービスを提供し、適正に利益を上げながら企業活動を継続していくことは、本当に難しいことです。
それでも私は、この変化の激しい時代のなかでは、民間企業こそがもっとも自由度が高く、かつ社会に新しい価値を生み出せる存在だと考えています。
私は、社会に少しでも良い影響を与えながら、自分の人生も目一杯楽しむ手段として、起業を選択しました。
でも、自由気ままにやっていこうなどと甘い考えは持っていません。
自分が信じたことや熱中できることに、自分の人生を賭けて、どんな苦労も楽しみながら越えていこう。
そんな風に考えています。
欲張りな性格なので、これからやりたいことも、実現したい夢もたくさんあります。
この踏み出した小さな一歩から、ときに駆け足で、ときには呼吸を整えながらゆっくり、でもしっかりと。
着実に前に進み続けたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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