いよいよ開幕したアジア選手権を観戦するため、千葉のフクダ電子ヒルスコートまで行ってきました。
このアジア選手権は4年に一度開催される国際大会で、日本での開催は2000年の佐賀県開催以来、実に16年ぶりです。
オリンピック競技ではないソフトテニスにとって、この大会は世界選手権、アジア競技大会、東アジア競技大会と並び、四大世界大会の一つに数えられます。
2003年に広島で開催された世界選手権を含めても、日本で国際大会が開催されるのは13年ぶりとなります。
大会日程
- 11月17日(木) ・シングルス
- 11月18日(金) ・シングルス、ミックスダブルス
- 11月19日(土) ・ダブルス
- 11月20日(日) ・国別対抗戦
大会初日となる今日は男女のシングルスが行われ、ベスト4までが出揃いました。
今回の大会には18カ国が参加しています。
参加国一覧
- カンボジア
- 中国
- インド
- インドネシア
- カザフスタン
- 韓国
- ラオス
- マカオ
- マレーシア
- モンゴル
- ネパール
- パキスタン
- フィリピン
- 中華台北
- タジキスタン
- タイ
- ベトナム
- 日本
国際大会を生で見るのは初めてでしたが、アジア各国の選手が一同に会する大会なので、試合前の練習から興味津々で見ていました。
日本ではほぼ見られないような、両手打ちのバックハンドや、スライス、カットなど多彩なショットは見ていて面白いです。
同じアジア人同士、似たような顔をしてみんな揃ってヨネックスやミズノのジャージを着ているので、一見すると日本人のようですが、近くで会話を聞いてみると韓国語や中国語などが飛び交うのは不思議な感覚です。
ドロー表を見て、不運にもトーナメントの片側の山に日本人選手が偏っているなと思ったら、どうやらソフトテニス新興国への配慮のようです。
男女とも、左の山に強豪の韓国、中華台北、日本が固まり、右の山は新興国が集められています。
ソフトテニスを国際的にさらに普及させていくためには、新興国の選手にもメダル獲得のチャンスがあるというのは、良いことだと思います。
日本人選手のメダルラッシュを見たい一方で、国際親善や競技普及の観点から考えればそれも納得です。
そうしたドローにより、序盤から日本人選手の同士討ちも少なくない状況で、メダル獲得が期待される有力選手がはやくに姿を消す展開となりました。
大会初日のハイライトは、男子準々決勝。
大会3連覇を狙う世界王者の韓国キム・ドンフン選手を、今年度の全日本シングルス覇者の増田健人選手が破った試合でしょう。
これぞシングルスの頂上決戦、という大迫力の試合でした。
もう一つの準々決勝、船水雄太選手との日本人対決を制した内本隆文選手もベスト4に勝ち残り、明日の準決勝で増田選手とメダルをかけて戦います。
いくつかの主要な試合は、ビデオに撮影しましたので、編集が終わり次第、順次アップしていきます。
SOFT TENNIS Navi
見どころ満載の国際試合なので、撮るのも大変なら、編集作業も大変です。
貧弱な機材とマンパワーでなんとか回している状態なので、見づらかったらゴメンなさい。
今日だけでも10試合ほど撮ったので、明日以降も撮り続けたら編集地獄が・・・。
なにはともあれ、4日間皆勤賞を目指して頑張ります。
男子シングルス日本代表
増田健人 選手(和歌山県庁)
ベスト4進出
男子シングルス日本代表
内本隆文 選手(早稲田大)
ベスト4進出
男子シングルス日本代表
船水雄太 選手(NTT西日本広島)
ベスト8(準々決勝敗退)
男子シングルス日本代表
船水颯人 選手(早稲田大)
ベスト16(3回戦敗退)
男子シングルス日本代表
上松俊貴 選手(岡山理大附高)
ベスト16(3回戦敗退)
男子シングルス日本代表
長江光一 選手(NTT西日本広島)
ベスト16(3回戦敗退)
女子シングルス日本代表
平久保安純 選手(早稲田大学)
ベスト16(3回戦敗退)
女子シングルス日本代表
深澤昭恵 選手(東芝姫路)
ベスト32(2回戦敗退)
女子シングルス日本代表
泉谷朋香 選手(東芝姫路)
ベスト32(2回戦敗退)
2016アジアソフトテニス選手権大会 注目動画
男子シングルス/準々決勝
キム・ドンフン(韓国) 対 増田 健人(日本)
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